6月のおすすめ本紹介
梅雨入りが近づいているのでしょうか。突然強い雨が降ることもあれば、寒暖差も大きく、季節の変わり目らしい天気が続いていますね。なかなか外に出るのも億劫になる季節かもしれませんが、そんな時期こそ家で読書の機会になりそうです。
今月も本の紹介をします。先月は一般書と絵本・児童書に分けて紹介しました。
はねときではコミックも取り扱っているので、今月はコミックの紹介をしていきます。
♢Shrink~精神科医ヨワイ~ 原作:七海仁 漫画:月子(集英社・ヤングジャンプコミックス)

ちょっと変わり者の精神科医「弱井(よわい)先生」を中心に、パニック障害・うつ病・発達障害など、それぞれ抱えている人の背景や自分自身と向き合っていく過程が描かれています。
読み進めていく中で、自分の困りごとや経験と重なる場面も出てきて苦しく感じる描写もありますが、弱井先生のやさしさ・あたたかさに癒されたり、登場人物たちの変わっていく姿に共感したり気持ちが動かされたり、こころがあたたまる作品となっています。
「僕はこの国に、もっと精神病患者が増えればいいと思っています」
この言葉に込められた思いにも、ぜひ注目してみてください。テーマごとに話が一区切りしているので、興味があるところだけ読んでみるのもおすすめです。
♢君と宇宙を歩くために 作者:泥ノ田犬彦(講談社・アフタヌーンコミックス)

みんなが普通にやっていることが、できない。
人とコミュニケーションをとること。
言われたことを覚えること。
気持ちをコントロールすること。
学校でみんなと同じペースで勉強すること。
作中には、色々な「できない」を抱えたキャラクターが登場します。自分や周囲の人が、キャラクターと重なって見える人もいるかもしれません。
できないことへの悩みを抱えたとき、できなくても生きていくヒントが見つかります。生きづらい社会を一緒に生き抜いてくれるようなお話です。
♢眠れぬ夜はケーキを焼いて 作者:午後(KADOKAWA)

食と心は密接した関係にあると思います。落ち込みやイライラが出てきたとき、お腹を満たすと元気が湧いてくる。疲れたときには甘いもの、ストレス発散に辛いもの。私たちは無意識のうちに、食べ物を通して心を回復させています。
この本に描かれているのは、凝ったお菓子や料理ではなく、ふっと心を緩めさせてくれるような、そんなレシピ。
そして、快活な日常ではなく、眠れない夜や憂鬱な気分になってしまう、そんな瞬間。
何気ない生活に寄り添ってくれる食べ物に、心が癒されてゆきます。
今月はコミックの紹介をしました。メンタルヘルスに関するコミックは他にもあるので、ぜひご覧ください。
梅雨の時期は雨が続き気持ちも落ち込み気味になりますが、イラストとともに楽しめるコミックで癒されてくださいね。

